税金

【2025年版】住宅ローン減税の仕組みと控除額の計算方法を徹底解説

住宅ローン減税(住宅ローン控除)の仕組み、控除額の計算方法、2024年・2025年の改正ポイントを分かりやすく解説。新築・中古、省エネ住宅の違いも詳しく説明します。

公開: 2025-01-14
10分で読める

はじめに

住宅ローン減税(住宅ローン控除)は、住宅購入者にとって最も大きな税制優遇措置の一つです。年末のローン残高に応じて所得税・住民税が控除されるため、数百万円の節税効果が期待できます。

本記事では、2025年時点での住宅ローン減税の仕組み、控除額の計算方法、そして2024年以降の改正ポイントを詳しく解説します。

住宅ローン減税の基本

制度の概要

住宅ローン減税は、住宅ローンを利用してマイホームを取得した場合に、年末のローン残高の0.7%が所得税から控除される制度です。所得税から控除しきれない場合は、住民税からも控除されます(上限あり)。

控除期間

  • 新築住宅: 13年間
  • 中古住宅: 10年間

控除率

2022年の改正により、控除率は年末ローン残高の0.7%に統一されました(以前は1%)。

借入限度額と最大控除額

住宅の種類や入居年によって、控除対象となる借入限度額が異なります。

新築住宅(2024年・2025年入居)

住宅の種類借入限度額最大控除額(13年間)
長期優良住宅・低炭素住宅4,500万円409.5万円
ZEH水準省エネ住宅3,500万円318.5万円
省エネ基準適合住宅3,000万円273万円
その他の住宅0円(対象外)-
重要: 2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅は、省エネ基準に適合していないと住宅ローン減税の対象外となります。

中古住宅(2024年・2025年入居)

住宅の種類借入限度額最大控除額(10年間)
長期優良住宅・低炭素住宅等3,000万円210万円
その他の住宅2,000万円140万円

控除額の計算方法

基本の計算式

年間控除額 = 年末ローン残高 × 0.7%

ただし、借入限度額を超える部分は控除対象外です。

計算例

条件:

  • 借入額: 4,000万円
  • 金利: 1.5%(固定)
  • 返済期間: 35年
  • 住宅の種類: ZEH水準省エネ住宅(借入限度額3,500万円)
1年目の控除額:
  • 年末ローン残高: 約3,900万円
  • 控除対象残高: 3,500万円(借入限度額)
  • 控除額: 3,500万円 × 0.7% = 24.5万円

所得税から控除しきれない場合

所得税から控除しきれない金額は、住民税から控除されます。ただし、住民税からの控除には上限があります。

住民税からの控除上限: 課税所得 × 5%(最大9.75万円)

住宅ローン減税を受けるための条件

主な適用条件

  • 1. 床面積: 50㎡以上(合計所得金額1,000万円以下の場合は40㎡以上)
  • 2. 居住要件: 取得後6ヶ月以内に入居し、引き続き居住すること
  • 3. 所得要件: 合計所得金額が2,000万円以下
  • 4. ローン要件: 返済期間10年以上の住宅ローンであること
  • 5. 築年数: 1982年以降に建築された住宅(新耐震基準適合)

省エネ基準の確認方法

2024年以降の新築住宅では、省エネ基準への適合を証明する書類が必要です。

  • 建設住宅性能評価書
  • 住宅省エネルギー性能証明書
  • 長期優良住宅認定通知書
  • 低炭素建築物認定通知書

確定申告の手続き

初年度

住宅ローン減税を受ける初年度は、確定申告が必要です。

必要書類:

  • 確定申告書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 住宅ローンの年末残高証明書
  • 登記事項証明書
  • 売買契約書または請負契約書の写し
  • 省エネ基準適合証明書(該当する場合)

2年目以降

会社員の場合、2年目以降は年末調整で控除を受けられます。

当サイトのシミュレーターで試算

当サイトの住宅ローンシミュレーターでは、住宅ローン減税の控除額も自動計算できます。

  • 新築/中古の選択
  • 住宅タイプ(一般/省エネ/ZEH)の選択
  • 13年間(または10年間)の総控除額を表示
実際の購入を検討されている方は、ぜひシミュレーターで試算してみてください。

まとめ

住宅ローン減税は、住宅購入の大きな支援制度です。2024年以降は省エネ基準への適合が原則必要となり、制度が複雑化しています。

ポイント:

  • 控除率は年末ローン残高の0.7%
  • 新築は13年間、中古は10年間控除
  • 2024年以降の新築は省エネ基準適合が必須
  • 住宅タイプにより借入限度額が異なる
住宅購入を検討されている方は、住宅ローン減税の恩恵を最大限に受けられるよう、省エネ性能の高い住宅を選ぶことをおすすめします。

よくある質問

Q. 住宅ローン減税はいくら戻ってくる?

A. 年末ローン残高の0.7%が所得税・住民税から控除されます。例えば年末残高3,000万円なら最大21万円が戻ります。新築は13年間、中古は10年間控除を受けられます。

Q. 住宅ローン減税の確定申告は必要?

A. 初年度のみ確定申告が必要です。2年目以降は、会社員の場合は年末調整で控除を受けられます。初年度の確定申告は翻年の2月~3月に行います。

Q. 2024年以降の改正ポイントは?

A. 2024年以降の新築住宅では、省エネ基準への適合が原則必須となりました。省エネ基準を満たさない新築住宅は、住宅ローン減税の対象外となります。

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